ナッジを利かせたヘルスプロモーションを研究しています。

多くの人は、健康の大切さは頭ではわかっています。

でも、現実には「健診の受診案内を後で見ようと思っているうちに締切が過ぎた」「就寝時間になってもスマホゲームがやめられない」「運動を決意したものの三日坊主に」といった現象が多く見られます。

この理想と現実のギャップをよく観察すると、系統的な法則があることが判明しました。

受診案内は文字が多いほど後回しにされ、ゲームは頭が疲れている時ほどやめられず、運動は仲間が少ない時ほど飽きやすいのです。

このように、合理的な思考からズレてしまうことを「バイアス(系統的な認知の歪み)」と言います。

 

バイアスが強いと、健康行動を今やるべきだとわかっているのに、先送りしてしまいます。

先送りの結果、生活習慣病になった時、「我が選択に一片の悔いなし」と思えるのであれば、合理的な判断と言えるのかもしれません。

が、多くの場合は過去の不節制を強く後悔します。 

この現象はずっと、世界中で繰り返されています。

 

その問題、ナッジで解決できるかもしれません。

ナッジとは、バイアスとのうまい付き合い方を設計した、背中をそっと後押しするアプローチ。

ナッジは健康づくりと相性が良く、世界中で研究が進められています。

 

「なぜナッジを研究しているの?」

私はナッジの研究をして13年になります。13年間、こう言い続けてきました。

 「ナッジは面白いから」

 私はこれからもナッジを活用したヘルスプロモーションを研究・実践し、皆様にわかりやすくお届けします。

いろんな媒体でナッジの魅力を発信しています。

Twitter

「健康教育学会青森大会事務局長」というアカウントで、行動経済学や健康教育、青森のことをツイートしています。

講演会

ナッジのことが直感でわかるように、わかりやすくお話しします。リアルでもオンラインでも、少人数でも大規模な全国大会でも、柔軟に対応します。

YouTUBE

ナッジの魅力やトリビアを1日おきに発信しています。チャンネル登録、お願いします!


NOTE

TEDXGLOBISU

セミナーDVD


現場の「どうして?」「どうしたらうまくいく?」「こうしたらどうかな?」にこたえる発信をしていきます。

竹林が登壇したTEDxGlobisU(2020.9.20開催)の動画です。「心の中のゾウと仲良くなると、人は動く」というテーマで、私のエピソードと学術的見解を織り交ぜてお伝えしています。

セミナー参加者からたくさんいただいた、「また聞きたい」「同僚にも聞かせたい」の声を受け、DVD「実践者のナッジ」ができました。好評につき、第2弾DVDも企画中です。