多くの人は健康の大切さはわかっています。

「いつかやろう」よりも「今、やる」方がいいに決まっています。

でも、腰が重い。そして、それを他人に言われたくない…。

頭でわかっていてもうまく行動できないのは、認知バイアス（心の働きの歪み）に影響された可能性が高いです。

近年、認知バイアスの特性が明らかになってきました。

強制や強い金銭的インセンティブを使わずに、認知バイアスの特性を用いてそっと後押しするように行動を促す設計がナッジです。

例えば空腹時には直感的に目の前のものを食べたくなります。この特性を活用し、ビュッフェで目の高さの位置に野菜を置くと、自発的に野菜をとりたくなります。

ナッジは健康づくりと相性が良く、健康支援する側も、受ける側も、そして社会全体も幸せになるアプローチです。

「なぜナッジが今、こんなに注目されているの？」

私はナッジの研究を開始以来13年間、こう言い続けてきました。

 「ナッジは面白いから」

 私はこれからもナッジを活用したヘルスプロモーションを研究・実践し、皆様にわかりやすくお届けします。